2024年 日本茶カンファレンス in京都

現在、日本茶が数々の試練にさらされていることは周知の事実でしょう。しかし、そのことがまた、日本茶を目新しく創造的な方法で探求することを促しています。2023年、私たちは日本茶に関する革新的なプロジェクトを紹介し、お茶に関心のある人々が繋がれる場を提供するため、日本茶カンファレンスを立ち上げました。そして2024年、再び日本茶カンファレンスを開催し、その第2回は7月28日に京都で開催されました。 今年はプログラムを拡大し、3名の日本茶イノベーター(日本茶のプロフェッショナル)を招聘しました。彼らは異なる視点から日本茶を探求し、日本茶業界に新たなインスピレーションをもたらそうとしています。 中村栄志氏(売茶中村)は、冷凍技術で茶業界を変えることについて語りました。通常、日本茶は収穫後すぐに蒸し、圧延、乾燥技術を使って加工されます。一方、冷凍するとお茶の加工を一年を通して分散させることができるため、生産者のストレスを軽減し、一年中新鮮なお茶を消費者に提供することができます。 政所茶縁の会の山形蓮氏は、歴史ある茶産地を守ることの重要性について語りました。数年前、お茶の世界に足を踏み入れたばかりの山形さんは、滋賀県の山間にある美しい政所に魅了されました。ほとんどの茶産農家が収穫技術を取り入れる中、政所のお茶は昔ながらの製法で作られており、山形さんはそれを守るため、地域の人々をまとめあげました。 最後に、mirume深緑茶房の松本壮真さんは、美味しいお茶を日常生活で身近なものにする必要性を強調しました。mirume深緑茶房では、朝ボトルプログラムを通じてこれを実現しようとしており、会社員らが通勤時に高級茶葉を使ったペットボトルのお茶を借り、帰りに返却できるような取り組みとなっています。 プレゼンテーション後の休憩時間には、参加者が実際に2つの特別なお茶、冷凍和紅茶と政所の番茶を試すことができました。その後、日本茶エバンジェリストプログラムに参加し、留学前に日本茶について学んできた大学生たちにフォーカスが移りました。会場に来ていた学生もいれば、留学先からオンラインで日本茶広報活動の体験について報告した学生もいました。 カンファレンスの最後には、日本各地の12種類のお茶を集めたティーパーティーが開かれました。参加者は日本茶エバンジェリストらが淹れたユニークで美味しいお茶を味わいながら、交流やおしゃべりに花を咲かせました。そして、イベントは松本理事の歌と感動的なスピーチで幕を閉じました。

2024年 日本茶カンファレンス in東京

現在、人々の日本茶への関心は薄れ、厳しい時代に直面しています。しかし、日本茶を強く愛し、その明るい未来を作ろうと挑戦している人たちがいます。この挑戦をサポートするため、私たちは革新的な日本茶の取り組みに焦点を当て、またお茶を愛する人々が繋がれる場を提供することを目的として2023年に日本茶カンファレンスを立ち上げました。2024年は2回目の開催で、第1回は7月21日に東京で開催されました。 今年のカンファレンスはより幅広い取り組みに着目したイベントとなりました。シモナ理事のウェルカムスピーチに始まり、日本茶イノベーターたちによる3つの基調講演が行われました。 抽出舎の小山和裕氏は、使いやすい道具、インタラクティブなお茶のコンテスト、情報メディアなどを通じて、日本茶をより身近なものにすることについて語りました。TOKYO TEA JOURNALの谷本幹人氏は、次世代に住みやすい世界を残すための農業への配慮型アプローチについて強く伝えました。最後に、株式会社TeaRoomの岩本涼氏は、講演で茶産業と茶文化を結びつけることの重要性を強調しました。 基調講演の後は、日本茶エバンジェリストプログラムに参加する大学生に焦点が当たりました。日本茶について学び留学した学生らは、留学先で日本茶を広めた経験について紹介しました。 カンファレンスの最後には、日本各地の12種類のお茶を集めたティーパーティーが開かれました。日本茶エバンジェリストたちが淹れた美味しくてユニークなお茶を楽しみながら、参加者たちは熱心に交流し、互いに心を通わせました。松本理事の感動的なスピーチで幕を閉じ、参加者は感動と絆を深めました。

日本茶マスターコース(2023年6月)

3年ぶりに日本茶マスターコースを再開することができ、6月後半に第1回目のコースが開催されました。受講生の皆さんは、私たちの大切なメンバーであり、とても大歓迎です! 受講生の中には、すでにお茶を販売している人や、お茶について教えている人もいれば、日本酒やコーヒー、ラーメンの専門家もいました。また、学術的にお茶について研究している人や、新しい道を探し求めている人もいました。   プログラムは月曜日から金曜日の朝から晩まで、お茶に関するアクティビティでいっぱいでした。梅雨の晴れ間を縫いながら、生徒たちはいくつかの茶園や工場を訪れ、2種類の茶道体験にも参加しました。玉露、玉緑茶、釜炒り茶などの緑茶はもちろん、和紅茶やウーロン茶、珍しい後発酵茶など、たくさんのお茶を試飲し、探求することができました。   会場はお茶への熱いエネルギーに包まれ、秋に次のグループを迎えるのが楽しみです!

プラハ ティーフェスティバル 2024

2月24日ー25日に第2回プラハティーフェスティバルが開催されました。さらに、イベント開催中の1週間はプラハにあるティーハウス周辺で様々なお茶の催しがありました。このフェスティバルの企画者 Agha さんのおかげでイベントの質はどれも非常に素晴らしい出来栄えでした。 このフェスティバルには多くのティーメンバーが参加するので、もちろん私たちも見逃せません! イベントでは、多くの素敵な催しがありました。そして、名だたる出展者や茶陶アーティスト達は、ヨーロッパからそしてヨーロッパ以外からチェコ共和国に駆けつけた沢山のお茶愛好家をワクワクさせていました。お茶愛好家にとってこのイベントは見どころが沢山あり、本当に語り三昧です!ただまず最初は私たちのお気に入りのトピック:日本茶に注目しましょう。 私たちは長崎いけどき代表者かつGJTea仲間のMarjolein Raijmakersさんと一緒に出展しました。彼女は長崎の東彼杵で採れるお茶を広めるためにヨーロッパ各地を周っていました。玉緑茶はここでの主役の一つかつそのエリアの名産品です。ブースではそれに加え、さまざまなほうじ茶の個性と温かさが、多くのお茶愛好家の心を魅了していました。また、不良品のお茶を使って染められた手拭いは早くも売り切れ間近でした! Rishe TeaのAreekさんはチェコ共和国でのお茶フェスティバルの常連さんです。彼は日本の茶産地を旅しておられ、彼のブースでは日本の有機栽培緑茶が綺麗に並べられていました。彼についに対面で出会えたのは光栄な限りです! 私たちの友、フィンランドにあるNari Teaを営むYilingさんとPatrickさんは白い茶葉で作られた煎茶を持参し、さらに日本で開発された真新しいドリッパー「ときね」は完璧な出来栄えでした。試すのが待ち遠しいですね! 日本茶インストラクター・スペシャリストのOscar Brekellさんはわざわざ日本からこのフェスティバルに駆けつけたそうです。彼はオリジナルブレンドティー「Senchaism」コレクションを出展していました。さらに、彼は煎茶のワークショップを4回開催し、そこでは昔ながらの焙烙を使ったほうじ茶を炒るデモンストレーションで観客に感動を与えていました。 さらに、ドイツから参加のKEIKOではオリジナルセレクションである抹茶と煎茶の催しがありました。 上田流和風堂の練習生Flora Grimaldiさんは濃茶のデモンストレーションとともに、濃茶と薄茶の違いについて語りました。 日曜の午後、私たちは国際日本茶協会を紹介する機会がありました。Annaさんが私たちのミッション・5年間での活動と活躍を共有する中、他のメンバーは日本茶を観客に振舞いました。約40人がこのイベントの開催場である素敵なシアターロームに集まりました。彼らは私たちがコラボしている茶農家さんが作った3種類のお茶を堪能しました。最初にうてな茶屋のほうじ茶、続いて吉田茶園の和紅茶、最後にSAMURAI teafarm 牧之原山本園と勝間田開拓茶農協のアロマ煎茶を提供しました。 今回のフェスティバルを私はとても満喫しました。私たちのハイライトの一つはなんといっても温かいティーコミュニティでした。フェスティバルを通して、多くの私たちのメンバーに出会えたこと、そしてブースや講演中での彼らの積極的なサポートと活躍は素晴らしものでした。全体で22名の世界日本茶協会のメンバーがこのイベントに参加しました。ほとんどのメンバーはヨーロッパから参加し、時にはカナダから駆けつけてくださった人:Lee教授(私たちの初代メンバーの一人!)もいました。何人かは以前お会いしたことのある方々で、また再会できて嬉しかったです。その他のメンバーはオンラインでしか会ったことがなかったので、このイベントでついに対面で彼らと出会えました!!彼らとおしゃべりしたり、お茶を一緒にしたり、時にはディナーに行ったりと充実した時間を過ごしました。私たちは次のティーイベントを楽しみにしています!! Sofie Vercauterenさん, […]

国際日本茶協会 5周年記念

2024年1月31日、日本茶協会は記念すべき5年目を迎えました!私たちはこれまでにご支援・励ましのお言葉を下さった皆さんに感謝の気持ちで一杯です。 この記念すべき日を祝うために、私たちは3つの記念イベントを開催しました!50カ国を超えるメンバーを持つグローバルな団体なので、皆さんを一斉に集めることは簡単ではありません。ということで、私たちは京都にある新しいオフィスでの対面イベントと二つのオンラインイベントを今回は異なる時間帯に実施しました。 京都でのイベントは1月27日に、最初に開催されました。京都だけでなく茨城県や横浜といった遠方からも、メンバーや支援者様がこのイベントのために参加してくださいました。イベントでは、今までの国際日本茶協会の軌跡:過去、現在、将来を参加者と振り返りました。もちろん、たくさんのお茶、スイーツ、そしてお酒も一緒に満喫しました。 オンラインイベントは1月31日ー国際日本茶協会がちょうど5年前に設立された日ーに開催されました。参加メンバーは世界中から(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、スペインなど)集結しました。5年間を振り返った後、私たちはお茶やお菓子についてのおしゃべりに加え、京都オフィスのバーチャルツアーも行いました。 5年間を振り返ってみると、ここまでの道は本当に大変でした。コロナパンデミックがこの期間の半分以上を占めたため、私たちは何度もコースを調整・変更する必要がありました。一方で、この試練があったからこそ、私たちは積極的に新しいことにも挑戦することができました。その挑戦がなければ、私たちの今はないでしょう。 多くのオンラインティープログラムはコロナ時にスタートしました。その中の初級コース、中級コースはこれまでになんと200名以上の方が参加しています。のちにこれらのプログラムは私たちがもともと計画していた対面でも開催され、今では8ヶ国で対面コースが実施されています。 また私たちは、日本茶業中央会からのご支援により特別プロジェクトも開催できました。そのうちの一大プロジェクトとして、日本茶マラソンがあります。日本茶マラソンは東京オリンピック2021に合わせて開催され、15日間で15の茶産県を紹介するというものです。毎日200ー300名ほどが参加し、多くの参加者から思い出に残るイベント!との嬉しい声をいただきました。 2022年、私たちは海外留学予定の大学生を対象とした日本茶エバンジェリストプログラムを開始しました。このプログラムを通して、彼らは海外留学先でのお茶紹介だけでなく、日本茶についてじっくり学ぶことができます。2年間で57名の学生を迎え、今年も更なる学生を迎え入れる予定です。 そして、最も新しいプログラムは2023年に東京と京都で開催された日本茶カンファレンスです。オンラインにて多くのイベントを実施してきた私たちですが、対面での開催の必要性を実感しつつありました。今回の日本茶カンファレンスは参加者をつなげると共に日本茶の素晴らしい進歩にも注目をしました。 グローバルコラボレーションを通して、日本茶を世界中に広めるというミッションと共に、私たちは将来へと更に歩みを進めています。日本茶を学ぶ機会を世界中の人に提供することの大切さを胸に抱き、様々な国・言語でティーコースを開催できるよう日々励んでいます。また、日本の若者達に日本茶に触れる機会を提供することも合わせて重要です。なので、私たちは日本茶エバンジェリストプログラムをこれからも拡大させていきます。そして最後に、私たちは国内と世界を繋げ、オンラインでのメンバーが交流する場やお茶の対面コンファレンスといった、世界中の人々が交流し、新しいアイデアを分かち合う場を作り続けていきます。 まだまだやることは沢山あります。一緒に日本茶の明るい将来を作り上げていきましょう!

《茶✕製法》日本初の燻製茶。海外でも評価が高まる衝撃の香り。パイオニアが切り拓く日本茶の新カテゴリー。【カネロク松本園/松本浩毅】

日本で生産されるお茶の半分以上が煎茶だ。しかし近年、煎茶の消費の落ち込みは大きく、抹茶や和紅茶、ウーロン茶などへの転換が進んでいる。 これまでのうまみ重視から、香りへと移行し、ウーロン茶や和紅茶など発酵茶への多様化が少しずつ進んでいるのがいまの茶業界の現状だ。 そのような中、燻製という製法に取り組んでいる生産者がいる。静岡県のカネロク松本園だ。 松本さんは中国茶にあるラプサンスーチョンという、松葉で燻製した紅茶からインスピレーションをうけ、燻製紅茶づくりをスタートした。 松本さんが燻製紅茶をつくり始めた当時は、燻製の日本茶は存在していなかった。まさに新しい日本茶のジャンルを生み出したのだ。いまでは10年以上、燻製茶の開発に取り組み、ウイスキー樽、桜、シナモン、カカオなどを使い、今は10種類以上の燻製茶を販売している。 松本さんの燻製紅茶は、2020年、農林水産省の海外輸出有望商品として選出、国際銘茶品評会でも銀賞を受賞。フランスを中心とした海外でも高い評価を受けている。 そんな茶業界において新たな製法「茶葉の燻製」を確立させた松本さんにお話をうかがった。 松本浩毅(まつもと ひろき) 1982年生まれ。41歳。静岡県島田市で家業としてお茶を生業としている。静岡県立農林大学校茶業科を卒業後に就農。趣味は仕事。四人の子とお茶の樹を育てている。 表現者として、自分らしいスタイルで唯一無二を日本茶で表現したい。そして生まれた国産初の「燻製紅茶」 目次1 国内初の燻製紅茶の生みの親、カネロク松本園の松本さん2 燻製のきっかけはラプサンスーチョンという個性の強い中国の燻製茶だった3 燻製は難しい。だからこそおもしろい。4 難しく考えず。でもこだわりを持って。個性のあるものを作り続けていきたい。 国内初の燻製紅茶の生みの親、カネロク松本園の松本さん Q:カネロク松本園さんでつくられている燻製紅茶の特徴をお聞かせください。 燻製紅茶 松本:元々燻製紅茶を始めるきっかけとなった中国のラプサンスーチョンは燻製材に松を使うのですが、僕はラプサンスーチョンをつくりたいわけではなく、国産初である燻製茶で世界唯一のオリジナル商品を作りたいと思っています。なので色々な燻製材で燻製茶づくりに挑戦しています。 Q:お茶の木でも燻製に挑戦されたのですか? 松本:お茶の木も試してみましたよ。ただ、お茶の木で燻製したお茶は……何というかおもしろみに欠けていたので、今はつくってはいないです。 […]

《茶✕窒素ガス》鎌倉発。窒素ガスでお茶を発泡!?ビールのようなポップな見た目で、魅せて広げるお茶の可能性【CHABAKKA TEA PARKS/三浦健】

「お茶✕窒素ガス」と聞いて、「茶葉の保存」を想像したら、きっとあなたは業界人だろう。 窒素ガスで発泡させた、見た目がまるでビールみたいなお茶「ドラフトティー」を日本で初めて提供したのは、鎌倉を拠点とするCHABAKKA TEA PARKS。CHABAKKA TEA PARKSでは、”おしゃれに楽しむ日本茶エンターテインメント”をコンセプトにお茶の新しい楽しみ方を提案している。 看板メニューの一つである「ドラフトティー」は、独自に研究を重ね、改良して作りあげた特製ビアサーバーから抽出し、クリーミーな泡とまろやかな口当たりが特徴だ。 茶葉はシングルオリジンと呼ばれる単一農園・単一品種にこだわって日本各地から厳選し取り揃えている。またタンブラーや茶香炉、Tシャツなどのアパレル、お茶を使ったオーガニックソルトやお茶漬けの素といった食品まで幅広い商品を展開している。 お茶の提供方法もドラフトティーの他にドリップティー、ラテやブレンドなど遊び心にあふれ、固定概念に囚われないやり方で、日本茶の可能性を感じさせてくれてる。 そして2号店とも言えるCHABAKKA LABORATORY +TEA お茶漬けスタンドを由比ヶ浜にも構えており、2024年には静岡県・熱海で鎌倉店の3倍の広さをもつ3号店もオープン。 CHABAKKA TEA PARKS の三浦健さんにお話をうかがった。 三浦健(みうら けん) 2009年、株式会社TOKYO BASE入社。 立ち上げメンバーとして創業年度から携わり、事業部エリアマネージャーとして店舗運営・商品企画・人材育成・新店舗の立ち上げなど幅広い分野で従事。 […]

《茶✕パッケージ》見た目はタバコ、中身はお茶。世界を茶化すちゃばこがお茶のすそ野を広げる理由【ショータイム/森川翔太】

茶葉を保存・携帯するには、パッケージ(容器)が必要だ。 江戸時代、茶葉は「茶壺」と呼ばれる陶器の壺で保存されていた。そして明治になると亜鉛板を内張りした木箱「茶箱」が登場し、その後、金属製の「茶缶」へと移り、現在は、アルミ薄膜と樹脂シートが一体となった「茶袋」に茶葉は保存されるようになった。 茶袋は、さまざまな形状に加工でき、全面に色鮮やかな印刷も可能だ。 そんなお茶のパッケージを使って、世の中を茶化している商品がある。 タバコの箱にしか見えない紙箱に、これまたタバコサイズのスティック粉末茶を8本詰め込んだ、ちゃばこだ。 「ちゃばこと水」があれば、「タバコと火」と同じくどこでも一服できる。 この手軽さとデザインの奇抜さが話題になって、ちゃばこは全国に広がっている。 全国の茶産地で「ご当地ちゃばこ」が作られ、今やちゃばこは100種類以上、全国約200ヶ所の土産店や生活雑貨店などで販売されている。なかには、「たばこ自動販売機」ならぬ「ちゃばこ自動販売機」が設置されている場所もある。 また、たばこのパッケージに必ずある警告文は、ユーモアたっぷりな推薦文となっている。ちゃばこで世界を茶化して、お茶のすそ野を広げている、(株)ショータイム代表 森川 翔太さんにお話をうかがった。 森川翔太(もりかわ しょうた) 1983年静岡県生まれ。東京での出版・広告業従事を経て2015年に(株)ショータイムを設立。全国的に苦境が続く茶業界において、“次世代顧客の獲得”と“生産者の技能に対する工賃の是正(茶価の向上)”をテーマに、リーフ茶の商品開発や日本茶の普及活動を実施。 茶業界に新たな舞台や演出、観客を導入(動員)し、今一度茶業界の“見せ場(ショータイム)”を創出することで、日本各地の茶産地に息づくリーフ茶文化の振興及び未来への継承を目指す。 目次1 「タバコ」ではなく「ちゃばこ」。「ちゃばこ」って何?2 「世の中を茶化そう」ちゃばこを通じてクスッと笑えるような時間を3 まるでご当地タバコのようなパッケージで日本茶が楽しめるちゃばこ4 気分に合わせて、産地や茶種を使い分け5 「衰退」ではなく「発展への足がかり」。いま、日本茶がおもしろい。 「タバコ」ではなく「ちゃばこ」。「ちゃばこ」って何? […]