「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントのはじまり!

日本の茶業界はこの数年困難な状況にありますが、2020年はパンデミックの影響も相まって茶農家にとって特に厳しい年になりそうです。

茶農家は通常、日本茶の栽培と製茶に専念し、その多くを地域のお茶のオークションを通じて販売しています。しかし需要の減少により、日本茶の市場価格は年々徐々に下落してきました。

2020年の東京オリンピックによって需要の増加が見込まれていたことから、2019年には多くの茶業者が在庫を多めに準備していました。ところが2020年初頭、世界的なパンデミックが発生しました。オリンピックは延期となり、一時的なロックダウンによって多くの茶店が休業を余儀なくされ、さらに、お土産としてお茶を購入することの多い外国人観光客の入国も完全に途絶えてしまいました。

その結果、茶業者は想定以上の在庫を抱える一方で、需要は大幅に落ち込みました。こうした状況が日本茶の市場価格を押し下げてしまっています。夏茶の生産を断念する農家も現れ、なかには生計を立てることが難しくなり、茶農業そのものからの撤退を検討している人もいます。

このような厳しい状況を受け、私たちの団体は2020年夏より、オンラインでの「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントを開始しました。これは、茶農家に国際的な発信の場を提供すると同時に、世界中の茶業関係者やお茶を愛する人々と直接つながる機会をつくることを目的としています。海外の参加者にとっても、普段飲んでいるお茶の生産者本人と直接出会い、その背景を知ることができる貴重な機会となります。こうしたつながりを築くことで、茶の専門家や愛好家が入手困難な高品質の日本茶にアクセスしやすくなると同時に、茶農家にとっては新たな収入源の創出につながると私たちは考えています。

イベントの詳細や、次回のゲストとなる茶農家については、こちらのイベントページをご覧ください。