日本茶カンファレンス in 京都(2023)

2023年までの数年間、ほとんどの活動をオンラインで行い、それを通して直接会うべきだということをより強く感じました。7月は東京と京都で日本茶カンファレンスを開催し、とても忙しかったです! この「日本茶カンファレンス」は、日本茶に関する先進的な活動を紹介し、日本茶への情熱を共有しあい、繋がりの形成を促すことを目的としています。 京都での2回目のカンファレンスは、7月29日に京都市国際交流会館で開催されました。代表のスズキ・シモナの挨拶から始まり、協会の成り立ちや現在の活動についての説明がありました。その後、このカンファレンスの目玉である、日本茶エバンジェリスト(海外に留学し、留学先で日本茶を普及する様々な活動に取り組んだ日本の大学生)によるグローバルリポートが行われました。会場では留学を終えた2022年度の日本茶エバンジェリスト3名に加え、まだ海外に滞在中の3名がオンラインで発表。さらに、今年の2023年度に留学予定の新しい日本茶エバンジェリスト16名にも会うことができました。 プレゼンテーションの後は、日本茶エヴァンジェリストが淹れた日本各地の受賞茶を味わいながら交流する時間が設けられました。楽しいおしゃべりとおいしいお茶で、時間はあっという間に過ぎていきました。 日本でこのようなイベントを開催するのは初めてでしたが、多くの方に参加していただき、とても嬉しかったです。京都での日本茶カンファレンスでは、政府関係者をはじめ、日本茶の生産者、シェフ、茶器の販売業者、そして日本だけでなく世界中から日本茶を愛する人々が集まり、合計で約70人の方に参加していただくことができました。 日本茶カンファレンスは2024年も開催する予定です!  乞うご期待!

2023年 日本茶カンファレンス in東京

私たちは以前より、積極的に取り組まれている日本茶の活動にスポットを当て、また日本茶への愛を共有し互いに繋がれる場を作りたいと考えていました。パンデミックの間、人々が直接会う機会はほとんどなく、その距離は離れていました。また、日本茶国際協会の活動もほとんどがオンラインに移行していました。しかし2023年、ようやくその時が到来し、私たちは東京と京都の2カ所で日本茶カンファレンスを開催することを決めました。 その第一弾となる東京での日本茶カンファレンスは、7月22日に東京国際交流会館で開催されました。日本でこのようなイベントを開催するのは初めてのことで、十分な関心が得られるかどうか不安がありました。しかし、実際には70人近い参加者があり、見事成功を収めることができました! カンファレンスは鈴木シモナ理事の挨拶で始まりました。続いて、目玉となる日本茶エバンジェリストら(昨年留学し現地で様々な日本茶イベントを開催した日本人学生)によるグローバルレポートがありました。昨年、日本茶エバンジェリストプログラムに参加した学生は26名で、15カ国に留学しました。東京で開催されたカンファレンスでは、そのうち8名がそれぞれの活動や留学先の日本茶事情について発表しました。また、今年日本茶エバンジェリストプログラムに参加し、今秋から留学予定の14名の学生にも会うことができました。 プレゼンテーションの後、参加者は日本茶を楽しみながら交流する機会を得ました。日本茶エバンジェリストは賞を受賞した日本各地のお茶9種類を淹れ、振る舞いました。参加者の中には政府関係者、国内外の茶業関係者、日本茶に強い関心を持つ愛好家もいました。おしゃべりに花が咲き、イベントの最後の1時間はあっという間に過ぎていきました。 来年も日本茶カンファレンスを開催予定ですので、皆様のご参加を心よりお待ちしております!

日本茶マスターコース(2023年6月)

3年ぶりに日本茶マスターコースを再開することができ、6月後半に第1回目のコースが開催されました。受講生の皆さんは、私たちの大切なメンバーであり、とても大歓迎です! 受講生の中には、すでにお茶を販売している人や、お茶について教えている人もいれば、日本酒やコーヒー、ラーメンの専門家もいました。また、学術的にお茶について研究している人や、新しい道を探し求めている人もいました。   プログラムは月曜日から金曜日の朝から晩まで、お茶に関するアクティビティでいっぱいでした。梅雨の晴れ間を縫いながら、生徒たちはいくつかの茶園や工場を訪れ、2種類の茶道体験にも参加しました。玉露、玉緑茶、釜炒り茶などの緑茶はもちろん、和紅茶やウーロン茶、珍しい後発酵茶など、たくさんのお茶を試飲し、探求することができました。   会場はお茶への熱いエネルギーに包まれ、秋に次のグループを迎えるのが楽しみです!

国際お茶の日 2021

2019年、国連は5月21日を「国際お茶の日」と定め、茶の重要性への関心を高め、その長い歴史と世界における深い文化的・経済的意義を強調しました。国際お茶の日は2020年に初めて制定され、今年は2回目となります。 国際お茶の日を記念し、今年5月21日に国連食糧農業機関(FAO)は世界各国の代表者とオンライン会議を開催しました。 FAOのク・ドンユ事務局長による開会宣言の後、アゼルバイジャン、中国、イタリア、ケニア、モーリシャス、インドなど複数国の代表者による挨拶が続きました。 イベントの最後には、茶生産国と茶消費国の専門家によるパネルディスカッションが行われ、気候変動、有機栽培、消費拡大のためのプロモーションなどについて議論が交わされました。 当協会も茶への敬意を表し、特別オンラインイベントを開催しました。ティーフェローやティーカタリストと共に国際お茶の日を祝いました。三大陸から参加した全員が活動について語り合い、この特別な日を祝してお茶で乾杯した後、最も印象深かったお茶の体験を共有する参加者もいました。 来年も皆様と共に祝えることを願っております。

「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントのはじまり!

日本の茶業界はこの数年困難な状況にありますが、2020年はパンデミックの影響も相まって茶農家にとって特に厳しい年になりそうです。 茶農家は通常、日本茶の栽培と製茶に専念し、その多くを地域のお茶のオークションを通じて販売しています。しかし需要の減少により、日本茶の市場価格は年々徐々に下落してきました。 2020年の東京オリンピックによって需要の増加が見込まれていたことから、2019年には多くの茶業者が在庫を多めに準備していました。ところが2020年初頭、世界的なパンデミックが発生しました。オリンピックは延期となり、一時的なロックダウンによって多くの茶店が休業を余儀なくされ、さらに、お土産としてお茶を購入することの多い外国人観光客の入国も完全に途絶えてしまいました。 その結果、茶業者は想定以上の在庫を抱える一方で、需要は大幅に落ち込みました。こうした状況が日本茶の市場価格を押し下げてしまっています。夏茶の生産を断念する農家も現れ、なかには生計を立てることが難しくなり、茶農業そのものからの撤退を検討している人もいます。 このような厳しい状況を受け、私たちの団体は2020年夏より、オンラインでの「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントを開始しました。これは、茶農家に国際的な発信の場を提供すると同時に、世界中の茶業関係者やお茶を愛する人々と直接つながる機会をつくることを目的としています。海外の参加者にとっても、普段飲んでいるお茶の生産者本人と直接出会い、その背景を知ることができる貴重な機会となります。こうしたつながりを築くことで、茶の専門家や愛好家が入手困難な高品質の日本茶にアクセスしやすくなると同時に、茶農家にとっては新たな収入源の創出につながると私たちは考えています。 イベントの詳細や、次回のゲストとなる茶農家については、こちらのイベントページをご覧ください。

ついに非営利組織に!

日本ではいくつかの公益的な組織があり、少し分かりにくいところもありますが、簡単に説明すると、国際日本茶協会は2019年に日本において一般社団法人に法的に設立されました。法的には公益的な組織ですが、非営利として認められていませんでした。そのため、公益的な組織にもかかわらず、非営利法人と比べて税制の優遇措置やその他の利点が受けることが出来ていませんでした。   これらの問題に数か月間取り組んでいましたが、3月についに非営利法人になることが出来ました!組織の種類は変わりませんが、現在は一般社団法人(非営利徹底型)となりました。これにより、GJTeaはいくつかの税制上の優遇を受けられるようになり、また、私たちの活動を支援したいと考えてくださる方々から、会費や寄付をより円滑に集めることが可能になります。

和束町のサテライトオフィス助成金

このたび GJTea は、和束町からサテライトオフィスの運営およびプロモーションを行うための助成金を獲得したことをお知らせします。サテライトオフィスとは、企業や個人がリモートワークを行うためのオフィススペースで、一般的にオフィス家具、Wi-Fi、各種オフィス機器(プリンター、プロジェクターなど)が備えられています。 2016年、日本の総務省は、より柔軟な働き方の促進と地方の小規模自治体の活性化を目的として「サテライトオフィス事業」を開始しました。この事業の一環として、日本各地の小さな町に50か所以上のサテライトオフィスが設置されています。和束町でも、廃校となった校舎を活用してサテライトオフィスが整備されました。 3月、国際日本茶協会 はこの助成金に関する公募に応募し、当時の和束サテライトオフィスの運営者であった近畿日本ツーリストを抑えて選定されました。4月から、国際日本茶協会 が和束サテライトオフィスの運営を開始します。このスペースは国際日本茶協会の活動に活用するほか、他の企業や団体にもサテライトオフィスとして利用していただく予定です。 日本茶に関わるお仕事をされており、茶産地に名目上のオフィスを持ちたい方は、当サテライトオフィスに無料で登録することができます。登録すると、ウェブサイトや各種広報媒体にサテライトオフィスの住所を表示することが可能になります。また、サテライトオフィスの公式サイトでは、パートナーとしてご紹介させていただきます。

Eighty° の新刊発売

世界中の人々がお茶を楽しみ、その魅力にますます関心を抱いています。お茶に関する新たな書籍が登場するのは大変喜ばしいことです。 『Eighty°』は2019年に創刊された新鋭のお茶に関する雑誌で、お茶にまつわる様々な物語を集めて一冊にまとめています。数多くの茶産地、多様な種類のお茶、そして様々なお茶に関する体験を網羅しています。楽しいお茶の読み物で日々を彩りたいお茶愛好家必携の一冊です。 9月に第2号を発行した当誌では、今回は日本茶に関する内容が大幅に拡充されました!さらに、当協会の共同創設者兼代表が本号に寄稿したことも誇りに思っております。 『Eighty °』第2号では日本茶文化を特集し、複数の茶産地を紹介しています。特に取り上げられているのは、煎茶と抹茶という二種類の日本茶です。一方は非常に一般的でありながらやや忘れられがちで、もう一方は非常に希少ながら今まさに流行の最先端にあります。日本の茶道やお茶文化にまつわる哲学についても深く掘り下げています。日本国外ではブラジルや南アフリカなど、他の茶産地にも足を運んでます。 本書籍はこのウェブサイトから直接購入できます。