この日は、翌日の日本茶アワードinベルリンのメンバーの現地でのトレーニングを兼ねて、日本茶セミナーをベルリン ティーアカデミーにて開催しました。この日も日本から同行してくれている、静岡島田の茶農家じゅんじゅんこと、であい農園の渡邊潤さんも一緒でした。
ベルリン ティーアカデミーは、ベルリンコーヒーロースタリーが2016年に設立した、新しいお茶の学校です。
ベルリン ティーアカデミーのホームページ
そしてこの日の講師は、日本茶インストラクター協会の奥村専務。
翌日からの日本茶アワードの現地スタッフのトレーニングを兼ねて、ベルリンにて特別講義が実現したのです。
この日は、お茶の種類と淹れ方で、味や香りがどう変化するか?ということを体感してもらうために4種類の緑茶(玉露、かぶせ茶、深蒸し茶、有機煎茶)を飲み比べました。
それぞれのお茶を審査茶碗で一回と急須で二回淹れ、飲み比べました。
面白かったのは、茶葉の外観だけをみた時には、有機煎茶が一番人気がありました。
その理由は、有機煎茶だけ二次加工(特に選別)をしてあったので、見た目がそろっていたのです。
しかし実際に飲み比べてみると意見がどんどん分かれていくのです。
急須で淹れたお茶は、玉露やかぶせ茶の人気が比較的高くなりました。
甘みの強いお茶がこの日集まってくれたベルリンの人たちには人気が高めでした。
ベルリンを含め海外ではティーバッグが一般的で、ティーバッグのお茶は、熱湯で淹れるのが基本です。
この日集まってくれた皆さんはお茶好きなので、もちろん急須でお茶を飲んでくれていますが、日本茶が温度の違いでこのくらい味や香りが違うことを体感してもらえたと思います。
この日は、翌日の日本茶アワードのために日本から来たインストラクターの方々にも急須でお茶を淹れるのを手伝ってもらいました。本当にありがとうございます。
また、日本茶アワードの準備をぬって、ベルリン ティーアカデミーでのセミナーを実現してくださった奥村専務、そして日本茶インストラクターの皆様、本当に感謝しております。
そして会場をいつも快く貸してくれるベルリン ティーアカデミーのイレナ、集まってくださった皆さん、本当にありがとうございます。
この日のイベントを皮切りにこれから、ヨーロッパ6カ国7都市にて日本茶普及ツアーがはじまります!