日本茶フリートーク in ベルリン(ドイツ)

今年から始まった国際日本茶協会による日本茶普及の海外ツアー。

と言ってもまだその存在も活動もほとんど知られていない国際日本茶協会。

そのため国際日本茶協会自体を理解してもらえるようにその使命や活動についてのセミナーを各地で開催する予定で、ベルリンにて記念すべきその一回目を実現しました。

国際日本茶協会がどのようにして設立に至ったか?、その使命、具体的な活動についてお話ししました。この日も日本から同行してくれている、静岡島田の茶農家じゅんじゅんことであい農園の渡邊潤さんも一緒でした。

2018年9月にマドリードで設立イベントをし、今年1月に一般社団法人となった国際日本茶協会。

実は、2017年の秋にベルリンのお茶屋さん数軒を視察する道すがら、話している時にその必要性と形が明確になってきたのです。

ベルリンのお茶屋さんを巡りながら、結晶化するアイデアをまとめ、協会のホームページを夜な夜な作り上げました。

もちろん旅先で片手間に作ったプロトタイプのホームページでしたから、今となってはほとんど跡形なく更新されていますが、この時に結実したアイデアが今の国際日本茶協会のバックボーンとなっています。

言うなれば、ベルリンで国際日本茶協会の種が結実し、地面に落ちて、一年後マドリードでついに芽吹き、この冬、双葉になったといったところでしょうか?

今、ボランティアのみんなのおかげで国際日本茶協会のホームページは9カ国語に翻訳されています。

しかしまだまだその情報量は少ないので、これから何年もかけて、日本茶の百科事典のような膨大なウェブサイトに仕上げてゆきたいと考えています。

お茶は、赤ちゃんからお年寄りまで(入院してる人でも!)飲める人類にとって二番目(一番は水)に身近な飲み物です。

そしてお茶は茶畑という一次産業で生み出され、茶工場で製茶(二次産業)され、自宅で飲まれるだけでなく、カフェやレストランで提供(三次産業)されてます。また茶道として日本文化の中核にも位置しています。

それだけにできることがたくさんあるので、国際日本茶協会の夢もあらゆる方向にさまざまなアイデアが膨らんで、どこから話したものか、整理するだけで大変な状況でもあります。

今はその存在すら誰にも知られていませんが、これからたくさんの人たちに関わってもらいながら、世界中の人たちと茶碗片手に楽しんでいけたらと思うと、胸が躍ります。

ベルリンを皮切りに始まる今年のユーロツアー同様、国際日本茶協会の旅は始まったばかりです。

いつの日か、今この文章を読んでくれているあなたにも出会える日がとても楽しみです!

記念すべき一回目の国際日本茶協会セミナーに来てくれた皆さん、本当にありがとうございます。

そして国際日本茶協会を設立するという壮大なアイデアを結実させてくれて、また記念すべき一回目のセミナーを開催させてくれたベルリン ティーアカデミーの皆さん、本当にありがとうございます。

来年また、今年とは違った姿で戻って来れることを楽しみしててくださいね!