Meet The Tea Farmer(茶農家と出会う) – 森崎領

オンラインイベント「Meet the Tea Farmer」は、日本の茶農家が自らのお茶を海外の視聴者に紹介する機会を提供することを目的として始まりました。世界中の茶業関係者やお茶愛好家にとっても、入手困難な高品質の日本茶に出会い、その生産者がどのような人物なのかを知る貴重な機会となっています。 7月29日、私たちは京都・和束町の茶農家、森崎領さんを迎え、初めての「Meet the Tea Farmer」イベントを開催しました。森崎さんは2015年に茶農業を始めた方で、ご家族の中で初めてこの道に進みました。環境工学を学んだ背景を持つ森崎さんは、持続可能な農業を重視し、周囲の環境や自然への配慮を大切にしています。そのため、森崎さんのお茶は化学物質を使用せず、自然な方法でつくられています。 イベント当日、森崎さんは自然栽培の春摘み煎茶と春ほうじ茶の2種類を紹介しました。参加者は日本、ヨーロッパ、北米という3つのタイムゾーンにまたがって集まり、森崎さんの丁寧な説明とお茶への関心の高さから、予定時間を約30分も超えるほど盛り上がりました。森崎さんのお茶は、オンラインショップ「茶園森福」にて購入することができます。 このイベントは毎月開催されており、次回のゲスト茶農家についてはイベントページをご覧ください。

「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントのはじまり!

日本の茶業界はこの数年困難な状況にありますが、2020年はパンデミックの影響も相まって茶農家にとって特に厳しい年になりそうです。 茶農家は通常、日本茶の栽培と製茶に専念し、その多くを地域のお茶のオークションを通じて販売しています。しかし需要の減少により、日本茶の市場価格は年々徐々に下落してきました。 2020年の東京オリンピックによって需要の増加が見込まれていたことから、2019年には多くの茶業者が在庫を多めに準備していました。ところが2020年初頭、世界的なパンデミックが発生しました。オリンピックは延期となり、一時的なロックダウンによって多くの茶店が休業を余儀なくされ、さらに、お土産としてお茶を購入することの多い外国人観光客の入国も完全に途絶えてしまいました。 その結果、茶業者は想定以上の在庫を抱える一方で、需要は大幅に落ち込みました。こうした状況が日本茶の市場価格を押し下げてしまっています。夏茶の生産を断念する農家も現れ、なかには生計を立てることが難しくなり、茶農業そのものからの撤退を検討している人もいます。 このような厳しい状況を受け、私たちの団体は2020年夏より、オンラインでの「Meet the Tea Farmer(茶農家と出会う)」イベントを開始しました。これは、茶農家に国際的な発信の場を提供すると同時に、世界中の茶業関係者やお茶を愛する人々と直接つながる機会をつくることを目的としています。海外の参加者にとっても、普段飲んでいるお茶の生産者本人と直接出会い、その背景を知ることができる貴重な機会となります。こうしたつながりを築くことで、茶の専門家や愛好家が入手困難な高品質の日本茶にアクセスしやすくなると同時に、茶農家にとっては新たな収入源の創出につながると私たちは考えています。 イベントの詳細や、次回のゲストとなる茶農家については、こちらのイベントページをご覧ください。

公開グローバル日本茶会

3月25日から私たちのメンバーとともに週に一回のオンラインお茶会を開催してきましたが、4月24日には私たちの初めての公開グローバル日本茶会を開催しました。アメリカ、ドイツ、レバノン、南アフリカ、シンガポールなど世界中から合計15人が参加してくれました。幅広い時間帯をまたいでいるので、なんと朝4時にも関わらず参加してくださる方もいました。   何人かは顔なじみのメンバー、そして何人かははじめましてでしたが、みんなが会話に加わり近況報告や飲んでいるお茶のことについて話しました。シンガポールから参加のJenesta さんは抹茶と煎茶を毎日飲んでいて、彼女の家族も日本茶が大好きなのだと共有してくれました。南アフリカからのMichelle はヨーロッパを通じて日本茶を手に入れていると話してくれました。日本茶が遠い地域にまでひろがっていることを実感でき、とても嬉しく思いました。 オンラインで参加してくださった方々に加えて、日本からの特別ゲストもお迎えしました。和束町役場のくさみずさんときたざわさんはイベント会場となった和束町と和束スマートワークオフィスの紹介をしてくださいました。また、朝日新聞の甲斐さん、京都新聞のもりたさんが取材に訪れ、イベントを記事として取り上げてくださいました。朝日新聞の記事は4月26日に掲載されました。   次の公開グローバル日本茶会は5月15日に開催されます。ぜひご参加ください!

ついに非営利組織に!

日本ではいくつかの公益的な組織があり、少し分かりにくいところもありますが、簡単に説明すると、国際日本茶協会は2019年に日本において一般社団法人に法的に設立されました。法的には公益的な組織ですが、非営利として認められていませんでした。そのため、公益的な組織にもかかわらず、非営利法人と比べて税制の優遇措置やその他の利点が受けることが出来ていませんでした。   これらの問題に数か月間取り組んでいましたが、3月についに非営利法人になることが出来ました!組織の種類は変わりませんが、現在は一般社団法人(非営利徹底型)となりました。これにより、GJTeaはいくつかの税制上の優遇を受けられるようになり、また、私たちの活動を支援したいと考えてくださる方々から、会費や寄付をより円滑に集めることが可能になります。

グローバル日本茶パーティー!*オンライン

対面で集まってはだめだと言われた?じゃあオンラインで集まりましょう!   3月25日に私たちのTea Fellowsと共に初めてのオンラインお茶会、グローバルお茶パーティーを行いました。2つの大陸、8の国々から6人の方が参加してくださいました。(さすがグローバル!)それぞれ日本茶を準備し、紹介しあいました。京都や長崎、茨城のお茶がありました。   何人かは顔見知り、何人かははじめましてでしたが、お茶を一緒に飲むことで旧知の仲のように仲良くなりました。いつの間にか1時間半が経過していました。初回のセッションでの大きな盛り上がりを受けて、今後もこのイベントを継続し、ぜひ毎週の恒例行事にしたいと考えています。

和束町のサテライトオフィス助成金

このたび GJTea は、和束町からサテライトオフィスの運営およびプロモーションを行うための助成金を獲得したことをお知らせします。サテライトオフィスとは、企業や個人がリモートワークを行うためのオフィススペースで、一般的にオフィス家具、Wi-Fi、各種オフィス機器(プリンター、プロジェクターなど)が備えられています。 2016年、日本の総務省は、より柔軟な働き方の促進と地方の小規模自治体の活性化を目的として「サテライトオフィス事業」を開始しました。この事業の一環として、日本各地の小さな町に50か所以上のサテライトオフィスが設置されています。和束町でも、廃校となった校舎を活用してサテライトオフィスが整備されました。 3月、国際日本茶協会 はこの助成金に関する公募に応募し、当時の和束サテライトオフィスの運営者であった近畿日本ツーリストを抑えて選定されました。4月から、国際日本茶協会 が和束サテライトオフィスの運営を開始します。このスペースは国際日本茶協会の活動に活用するほか、他の企業や団体にもサテライトオフィスとして利用していただく予定です。 日本茶に関わるお仕事をされており、茶産地に名目上のオフィスを持ちたい方は、当サテライトオフィスに無料で登録することができます。登録すると、ウェブサイトや各種広報媒体にサテライトオフィスの住所を表示することが可能になります。また、サテライトオフィスの公式サイトでは、パートナーとしてご紹介させていただきます。

日本茶AWARD 2019

日本茶AWARDは日本茶の大会で、煎茶、玉露、釜炒り茶、ほうじ茶、そして自由部門など様々なカテゴリーのお茶の中から一番を決めます。   勝者はいくつかの段階の評価を経て決められます。最初の2段階はお茶の専門家によって評価され、3段階目は一般消費者によって勝者が決められます。日本茶の認知度向上のため、3段階目は海外でも行われます。   今年で6回目の大会開催となります。合計で463のお茶がエントリーし、今回はじめて海外からの日本茶の出品がありました。   最初の評価は8月下旬に静岡にて行われ、150のお茶が選出されました。   2段階目の評価は9月初旬に京都にて行われました。50人以上の茶産業に携わる方々が参加し、このイベントの運営に協力しました。静岡で選ばれた150のお茶を7時間以上かけて評価し、20の候補に絞り込みました。   3段階目の評価は10月から11月の間に実施され、8の都道府県とベルリンでも行われる予定です。勝者は12月1日のTOKYO TEA PARTYで発表されます。このイベントは一般公開されているため、来場できる方は一位に選ばれたお茶を飲むことが出来ます。

日本茶マスターコース2019夏

日本茶への注目は過去数年間で高まり続け、より深く学びたいと考える人が増えています。Japanese Tea Master Course は、日本茶の世界に英語でどっぷりと浸かり、体系的に学ぶことができる、ほぼ唯一の機会だと言えるでしょう。本講座は今年で3回目の開催となり、今年からは Global Japanese Tea Association が運営を担当しています。   講座は6月最終週から7月第1週にかけて開催されました。参加者は、アメリカ、フランス、スペイン、シンガポール、インドネシアといった5か国から集まった8名で、非常に多文化的なグループでした。参加者全員が、すでにお茶に関わる仕事をしているか、あるいは今後さまざまな形で日本茶に関わっていきたいと考えている人たちでした。 京都・和束町での滞在中、受講生たちは、手摘みによる茶摘みや摘採機を使った収穫など、さまざまな茶葉の収穫・製茶作業を体験する機会を得ました。また、複数の製茶工場を見学し、地元の茶農家と交流するとともに、自らお茶の加工を行う体験もしました。さらに、日本茶文化を実際に体験することも本講座の重要な要素であり、受講生は日本の茶道に参加したほか、非常に幅広い種類の日本茶を試飲し、飲み比べを行いました。参加者の一人であるクリスは、この講座を「日本茶を本当に優れたかたちで、かつ徹底的に探究できる体験だった」と語っています。 今年は本講座を2回開催予定で、2回目は9月の最初の2週間に実施されます。来年は、さらに多くのコースを提供できるよう計画しており、日程についてはぜひこちらでご確認ください。いつか皆さまをお迎えできることを楽しみにしています!