ブリュッセルティーフェスティバル 2024: ベルギーのティーシーンの鼓動を感じて

ブリュッセルの魅力的なイクセル地区の中心にある、2つの美しい池を見渡す象徴的なアールデコ建築「フラジェ宮殿」にて、2024年10月5日、第1回ブリュッセル・ティー・フェスティバルが開催されました。このイベントは、The Tea Circle Brusselsが主催し、お茶に情熱を持つボランティアチームの尽力によって実現しました。1日限定のイベントでしたが、ブリュッセルのみならず、ベルギーやヨーロッパ各地からお茶の愛好家が集結しました。

 

フェスティバルには、世界中から一流の茶生産者、茶ブランド、お茶屋、茶器作家、著名人が集結。今年の特集国は韓国で、5つの茶生産者が代表として参加しましたが、中国、インド、スリランカ、ネパール、イラン、ジョージアなど、他の国々からの参加も目立ちました。

日本については、「The Tea Circle」ブースにて、ベルギー担当のティー・カタリストであるCinzia Merlin氏が、私たち「Global Japanese Tea Association(国際日本茶協会)」の活動を紹介。また、Oscar Brekell氏は自身の厳選茶ブランド「Senchaism」とともに登場し、Marjolein Rijmakers氏(Ikedoki Tea)は日本南部からの高品質なスペシャルティなお茶を多数取り揃えました。どのブースも常に人だかりができ、訪問者たちは試飲や日本茶に関する情報に熱心な様子でした。Oscar氏はフェスティバル直前の平日夜にもかかわらず、多くの参加者とともに「単一農園・単一品種の煎茶」に関するワークショップを実施。Marjolein氏は春に「The Tea Circle」で同様のワークショップを開催していました。

 

会場には約30の出展ブースが並び、来場者は高品質の茶や茶器の無料試飲と購入を楽しめるほか、以下4つのテーマに関する討論会も実施されました:韓国茶、テイスティングの手法、お茶の儀式(裏千家のパネリストが登壇)、お茶と気候変動。これらの討論は、ベルギーのティー・カタリストが進行しました。どのセッションも多くの聴衆を集め、活発で興味深い議論が交わされました。来場者とのやりとりも活発で、驚くほどの参加度が見られました。

当日は、中国書道、ティー・ガストロノミー、モロッカン・ミントティーなど、ハイレベルな専門家による無料体験・試飲会も行われました。ここでも日本は存在感を示し、日本茶ラテや日本茶カクテルの試飲、ベルギーの裏千家による茶の湯デモンストレーションが開催されました。

 

当初、来場者は約150人と予想されていましたが、最終的には740人が来場し、「The Tea Circle Brussels」の期待を大きく上回る結果に。フェスティバル後には称賛の声が殺到しましたが、寄せられた唯一の不満は2つイベントが1日限り(土曜のみ)で短すぎた・仕事で参加できない人がいた、混雑しすぎていた。

ベルギーとブリュッセルには、活気あるティーシーンが間違いなく存在しており、今後の展開がますます期待されます!

(文・写真:The Tea Circle Brussels