こどもの日に柏餅を食べる意味をご存知ですか?

一枚の葉っぱに込められた願いと、お茶との美味しい関係 5月のはじめ、和菓子屋さんに並ぶ大きな葉っぱに包まれた可愛らしいお餅、 「柏餅(かしわもち)」をご存知ですよね。 でも、なぜこの時期だけ食べるのか、柏の葉にはどんな意味があるのか、 意外と知らない方も多いのではないでしょうか? 柏餅は、5月5日の「こどもの日」に欠かせない伝統菓子です。 中にはこしあんやつぶあんなどの甘い餡が入り、もちもちとした食感が魅力。 実はこのお餅、ただの季節限定スイーツではなく、日本ならではの「家族への願い」が込められたお菓子なんです。 柏の葉は“食べられない”けど、大事な意味がある 柏餅の特徴である「柏の葉」は、食べられるものではありませんが、象徴として大切な役割を果たしています。 柏の木は、新しい葉が出るまで古い葉が落ちないことから、 「家系が絶えない」「子孫繁栄」という意味合いが込められています。 そのため、柏餅を食べることは、子どもたちの健やかな成長と、家族の繁栄を願う行為なのです。 柏餅と一緒に、お茶でほっとひと息 柏餅のお供には、やっぱり日本茶がぴったり。 特におすすめは、ほんのり渋みのある煎茶や番茶。 お餅の甘さとお茶の爽やかさが絶妙なバランスです。 今回合わせたのは、大分県産の「釜炒り茶」。 番茶の一種で、軽やかな渋みが特徴の、日常使いしやすいお茶です。 もちろん、抹茶とも相性抜群!ぜひお好みの組み合わせを見つけてみてください。 こどもの日ってどんな日? 5月5日は「こどもの日」として知られていますが、もともとは「端午の節句」という、 […]

「日本の茶産地」ビデオシリーズ 最終回

4か月間にわたり日本各地の茶産地を紹介してきた「日本の茶産地」ビデオシリーズは、12月をもって終了しました。シリーズ最後の訪問地は、埼玉県と東京都で、4つの茶産地を巡ることができました。 埼玉県と東京都で生産される「狭山茶」は、日本三大伝統茶ブランドのひとつとして広く知られています。現在、その多くは入間市で生産されています。所沢市は狭山茶の生産量で第2位を誇り、約300年前に新たな農地が開拓されたことで茶の生産が拡大しました。埼玉県の狭山市も一部の狭山茶の産地ですが、「狭山」という市名が決まったのは、茶のブランド名が既に広く知られてからのことでした。そして狭山茶は埼玉県だけでなく、東京都でも生産されています。東京都の東大和市は、日本の中でも最も都市化された茶産地のひとつといえるでしょう。 このプログラムは12月中、毎週公開され、現在はYouTubeチャンネルで視聴可能です。また、12月17日には、1時間のフルプログラムを会員の皆様や出演した茶生産者の方々と一緒に鑑賞する特別イベントを2回開催しました。参加者からは多くの質問が寄せられ、シリーズはとてもにぎやかな雰囲気の中で幕を閉じました。

「日本の茶産地」ビデオシリーズ 第3弾

9月にスタートした「日本の茶産地」ビデオシリーズは、順調に続いています。11月の特集は京都府のお茶で、府内の5つの茶産地を巡る機会となりました。 日本茶好きの間で、宇治を知らない人はいないでしょう。この宇治の茶産地では、歴史ある茶の伝統について多くを学ぶことができました。続いて紹介されたのは、茶の伝統に大きく貢献してきた宇治田原です。また、昔から煎茶で知られる山間の茶産地・和束にも足を運びました。南山城では、近くにあるダムの利点が明らかになりました。そして最後は、京都府北部に位置する新しい茶産地のひとつ、綾部を訪れました。 このプログラムは11月中、毎週公開され、現在はYouTubeチャンネルで視聴可能です。また、11月12日には、1時間のフルプログラムを出演した茶生産者の方々と一緒に視聴する特別イベントを2回開催しました。 12月にはいよいよシリーズ最後の訪問地、埼玉県と東京都が特集されます。ここでは、地元ブランド「狭山茶」に焦点を当て、両都県にまたがる4つの茶産地(入間、所沢、狭山、東大和)を巡ります。 出演生産者とともに1時間のフルプログラムを鑑賞する最後の特別イベントは、12月17日に開催予定です。ぜひご登録ください!

「日本の茶産地」ビデオシリーズ 第2弾

ビデオシリーズ「日本の茶産地」が9月に公開され、一つ目の産地として鹿児島県を紹介しました。10月にはシリーズの第二弾として、静岡県に焦点を当てました。この撮影を通して、静岡の5つの茶産地をめぐることができました。   この番組で一番最初に紹介しているのは、葵区の足久保で、実は静岡茶の発祥の地と考えられているところです。また、掛川や比較的新しい産地である牧之原など、平地の主要な茶産地も紹介されました。さらに、静岡には山間部での茶栽培もあり、天竜や川根本町における茶の作り方についても学ぶことができました。   それぞれの産地の茶生産者の方々は、地域の話やご自身のストーリーを親切に共有してくださいました。足久保の武田さんは、静岡のお茶の生産が約10年前から減少し始めた理由を語ってくれました。掛川の松浦さんは、若者をお茶農家に引きつける取り組みを通じて、茶産地を守っていくという思いを話してくれました。牧之原の山本さんは、およそ150年前にゼロから茶産地がどのように作られたかという魅力的な話をしてくれました。天竜の太田さんは、お茶農家に嫁いだことをきっかけに茶作りを始めたというご自身の歴史を語ってくれました。そして川根本町では、土屋さんが山に広がる見事な茶畑の景色を見せてくれました。   このプログラムは10月中、毎週配信され、現在は一般公開されています。また、10月8日には、1時間のプログラムを会員の皆様や生産者の方々と一緒に鑑賞する特別イベントを2回開催しました。 11月には、京都府のお茶に焦点を当てたシリーズが始まります。京都府全体のお茶について学べるだけでなく、宇治、宇治田原、和束、南山城、綾部の5つの産地も巡ります。 特別イベントでは、プログラムの正式公開に先駆けて、出演する生産者の方々と一緒に1時間の番組を視聴することができます。開催日は11月12日です。ぜひご登録ください!

ビデオシリーズ「日本の茶産地」の公開

ビデオシリーズ「日本の茶産地」が6か月にわたる脚本作成、撮影、編集を経て9月に公開され、ついにこの成果を共有出来ることをうれしく思います。   最初のシリーズは鹿児島県のお茶に焦点を当てています。プログラムを通して、鹿児島県全体のお茶の状況について、そしてそれがどのように時間とともに発展してきたのかについて探求しました。また、県内の5つの茶産地—南九州市、志布志市、曽於市、霧島市、屋久島—についても詳しく掘り下げました。     南九州市では、春一番の山口浩一さんにお会いしました。彼はお茶を含むあらゆる植物を深く愛しており、ワイナリーを始めることも考えているそうです。志布志市では堀口製茶の山迫裕太さんとKyle Ketnerさんにお会いしました。彼らは大規模での有機茶生産の革新的な技術を共有してくださいました。曽於市の末吉製茶工房では又木健文さんに複数の活火山の近くで茶栽培を行う際の課題についてお話しいただきました。霧島市では、ヘンタ製茶の邉田孝一さんから茶農業と観光を結びつけることの重要性について学びました。そして、屋久島では、八万寿茶園の渡邉桂太さんが作るお茶と、屋久島の美しい自然に圧倒されました。   鹿児島県の茶に関するプログラムは、9月中に徐々に公開され、現在は一般公開されています。また、9月3日には、会員や番組に登場した茶農家とともに、鹿児島県のお茶に関する1時間のプログラムを鑑賞する特別イベントを2回開催しました。   茶農家の方々もこのプログラムに深く感動してくださいました。鹿児島県内の茶産地は互いに近いにもかかわらず、農繁期の忙しさのため、茶農家同士が他の地域を訪れる機会はあまりありません。そのため、他の茶農家の取り組みや隣接する地域の様子を知る貴重な機会となりました。また、世界各地の会員にとっても、茶農家と直接交流できる機会として非常に好評でした。     10月には、静岡県の茶業に焦点を当てたエピソードを公開します。静岡県全体の茶産業の現状を探るとともに、5つの茶産地—足久保、掛川、牧之原、天竜、川根—を訪れます。こちらも10月中に段階的に公開予定です。 さらに、出演した茶農家とともに番組全編を先行視聴できる特別イベントを、10月8日に開催します。ぜひお見逃しなく!  

新プロジェクトービデオシリーズ「日本の茶産地」

日本では通常、4月に新しい年度が始まります。新入生が入学し、新社会人が入社し、新しいプロジェクトが始まる時期です。そこで今回は、私たちの新しいプロジェクト、「日本の茶産地」というビデオシリーズについてお知らせできることをうれしく思います。   昨年の日本茶マラソンで皆さんが日本の茶産地に対する非常に強い関心を持たれていることを知り、もっと茶産地について深く掘り下げていこうと思いました。そこで今年、私たちは日本の4つの茶産地- 鹿児島・京都・静岡・埼玉を探求するビデオシリーズを制作することにしました。動画の中ではそれぞれの地域でどのようなお茶がどのように作られているのか、過去からどのようにそれらが変化し、これからどのようになっていくのかに焦点を当てていきます。このプログラムでは実際に茶に関わる人々- 茶の生産者たち、彼らが今抱える悩みや未来への希望- にもスポットを当てていきます。   ちょうど今、日本は春のお茶収穫期真っ最中です。そのため、私たちのチームは茶産地を訪れ、春の茶生産活動を撮影しています。撮影した映像を編集して一つの物語として組み立て、日本の茶産地のストーリーをお届けする予定です。この番組は秋に公開する計画で、公開に合わせてメンバー向けの特別上映イベントも開催したいと考えています。ぜひ、今後のアップデートにもご注目ください。